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== 日常 ==

アール・ヌーヴォーとナショナリズムと。

130423_100912 - コピー

六本木ヒルズで開催中の「ミュシャ展」に行ってきました。
展示室では撮影ができないので、この写真は入口のところ。
「夢想」というタイトルの絵を使った巨大パネルです。

アルフォンス・ミュシャは、現在のチェコ共和国出身の画家です。
19世紀末から20世紀前半にかけて活躍し、アール・ヌーヴォーの代名詞のように言われていました。

演劇や企業商品のポスター、装飾パネル画など、有名どころの作品がたくさん展示されていましたが、
面白かったのは、いくつかの作品は下絵にあたる習作が並べて展示されていたことです。

色を塗る前の下書きというよりは、おおまかな構図のアイディアを試し書きしたようなもので、
完成品と比べてみると、描かれた人物の体のひねり具合や差し出された手の高さが少し違っていたりして、
構図が決まるまでの熟考が伝わってくるような気がしました。

私が好きな作品、「四芸術」の習作と本作も見比べることができたし、
「四芸術」がシルクサテンに印刷されたバージョンは、今回が日本初公開なんだとか。
「月と星」の連作も見ることができて、大満足です。

ミュシャは次第にスラブ民族として生きるということを意識するようになりました。
祖国への思いを強く打ち出した「スラブ叙事詩」の習作は、
パリで製作された華やかなポスター作品とは違う、力強い筆致でした。

スラブ民族のみならず、すべての人類の平和を追求するという、
やや神秘主義的な思想をテーマとする作品ではまた違った雰囲気が漂っていて、
ミュシャのいろんな顔を見ることができました。

モデルにポーズをとらせて撮影した写真や、ミュシャ自身がポーズをとっている写真、
ミュシャ所蔵のモラヴィア地方の民族衣装の展示など、絵画以外の見どころもたくさん。

短い映像を流して、チェコに残っているミュシャの作品を紹介するところでは、
プラハにある市民会館に残る市長ホール、聖ヴィート教会のステンドグラスなど、
実際に見に行った場所が紹介されて、とても懐かしい気持ちになりました。

久しぶりにチェコの空気に触れたような気持ちになれて、
本当に嬉しい休日になりました。
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